ミニピル(セラゼッタ)の飲み忘れ 3時間・12時間・24時間の対処方法 不正出血や避妊効果はいつからか

ページ内に広告が掲載されています

ミニピルのセラゼッタを服用開始して56日目、初めて飲み忘れをしてしまった(ほぼ24時間の飲み忘れ)。

飲み忘れについて検索していたら、あらためて、ミニピルについては正しい情報が少ないことを実感。

質問サイトのやり取りなどで、勘違いされていることが多かった点を含めて、情報をまとめてみる。

目次

ミニピルとは何か

まず、そもそもミニピルとは何か。このブログでも何度も記事にしてきているが、ここでもあらためて簡潔に触れておく。

ミニピルは、黄体ホルモン(プロゲステロン)のみを含有し、卵胞ホルモン(エストロゲン)を含まない経口避妊薬。英語では「プロゲストーゲン・オンリー・ピル(POP)」と呼ばれる。

一般的な低用量ピルには卵胞ホルモンと黄体ホルモンの両方が配合されている。この卵胞ホルモンが血栓症リスクの原因になるため、35歳以上の喫煙者や肥満の方、片頭痛持ちの方などは低用量ピルを服用しにくいという問題があった。

ミニピルは卵胞ホルモンを含まないため、血栓症リスクを有意に高めず、こうした方々にも処方が可能だ。授乳中でも服用できる点も大きなメリットである。

その分、ホルモン含有量が少なく、服用時間の管理がシビアに求められる。副作用が軽い代わりに、飲み忘れへの「許容幅」が狭い薬ともいえる。

ミニピルについて、外部サイトではピルの有名サイトである「ピルとのつきあい方」が一番わかりやすかった。※現在はアクセスできない模様。また、セラゼッタの処方をしている皮膚科のブログ「肌のクリニック院長の肌ブログ」の情報も詳しい。本ブログ内のミニピルの記事はこちらから見られる。

ミニピルの飲み忘れの許容時間は基本的に3時間まで

ここから本題のミニピルの飲み忘れの話。

前述のとおり、ミニピルは「黄体ホルモンが少量配合されているだけ」のピルなので、低用量ピルよりもさらに、効果が弱い(その分、副作用も弱いので、私はそのメリットを享受するために飲んでいる)。

ピルの代表的トラブルといえば、「飲み忘れ」。基本的に、どのミニピルも、「3時間以内の飲み忘れはOK・3時間以降の飲み忘れはNG」と案内されているようだ。

セラゼッタは少し特殊で公式案内は飲み忘れ12時間まで

私が飲んでいる「セラゼッタ」は少し事情が異なる。セラゼッタの有効成分デソゲストレルには、ほかのミニピルにはない強い排卵抑制作用があるからだ。

デソゲストレル系ミニピルの排卵抑制率は約97%とされており、このおかげでセラゼッタは12時間以内の飲み忘れであれば避妊効果が維持されるとされている。

デソゲストレルを使用したミニピルであるCerazetteでは、ほぼ排卵を抑止できますので12時間の飲み忘れまでは許容されます。
ピルとのつきあい方

セラゼッタも飲み忘れ3時間までが推奨という指導もある

ただし、前述の皮膚科のブログによれば、排卵抑制率は97%なので、避妊効果を確実に得るためには、3時間以内の飲み忘れにとどめたほうがよいとのこと。以下引用。

当院で処方しているセラゼッタは排卵も抑制するため、飲み忘れても12時間以内のずれであれば問題ないとされていますが、排卵抑制の効果は97%ですので、当院では他のミニピルと同様に3時間以内のずれに留めるように指導しています。
肌のクリニック院長の肌ブログ

このあたりは、処方医によって指導が異なるところなので、直接相談してみるのがよいと思う。

私はセラゼッタを12時間以内許容で飲むことにした

ここからは医療従事者ではない私の、自分自身のセラゼッタ服用に関する考え方。

最初は「ミニピル=セラゼッタ=許容時間3時間」と思い込んでいたので、3時間を厳守しなければと思っていた。でも、今回調べた結果、12時間以内許容で飲むことにした。

前提として、セラゼッタの服用目的が避妊よりPMS対策に重きを置いていることはあるのだけれど、避妊目的だとしても、12時間許容で問題ないだろうと判断した。

その理由は、セラゼッタ(デソゲストレル)の避妊メカニズムは、排卵抑制だけではないから。主に以下の3つの作用が組み合わさって実現されている。

  • 排卵抑制(約97%の周期で排卵を抑える)
  • 子宮頸管粘液の粘度を高める(精子が子宮内に侵入しにくくなる)
  • 子宮内膜の肥厚を抑制する(万が一受精しても着床しにくくなる)

仮に、3時間以上の飲み忘れをして、3%の周期で排卵が起きてしまっても、2番目・3番目の作用がバックアップとして作用する(精子の通過を物理的に妨げ、さらに着床も阻害するという多層的な防御になっている)。

だから、セラゼッタの公式な案内である12時間で問題ないだろうと考えている。

ただし、これは私自身の状況と考え方に照らしての話。万全を期したい人は、一部のクリニックで推奨されているとおりに、3時間の許容時間で飲むのが安心。

セラゼッタの飲み忘れがあった場合の対処法

続いて、飲み忘れが起きた場合の対処法について。

気づいた時点ですぐに1錠飲む

飲み忘れに気づいたら、その時点で忘れていた分の1錠をすぐに服用する。次の錠剤は、通常の服用時間に飲む。結果として1日に2錠飲む形になっても、身体への害はないとされている。

飲み忘れ後7日間は、ほかの避妊方法を併用する

前述の3時間推奨の皮膚科のブログでは、下記のように説明されている。

3時間以上飲み忘れがあった場合には、その後の7日間は他の避妊方法を併用することで、避妊成功率を上げることができます。
肌のクリニック院長の肌ブログ

  • 飲み忘れ後、7日間はほかの避妊方法の併用が必要

ということは、

  • 飲み忘れ後、7日間で避妊効果が復活する

ということが読み取れる。

セラゼッタは休薬期間に入るという措置はない

注意点として、セラゼッタの場合は、休薬期間がないので、休薬期間に入るという措置はない。ネットで検索していると、これを間違えている人が多かった。

低用量ピルには、1シートの中に休薬期間(偽薬を飲むか、服用をお休みする期間)が設けられている。そのため、低用量ピルで飲み忘れた場合の対処法にはそのまま「休薬期間に入る」という選択肢が出てくる。

しかし、セラゼッタは28錠すべてが同一の実薬であり、365日、毎日同じ量のホルモン剤を飲み続ける仕組み。1シートが終わったら、翌日からすぐに次のシートに移る。

だから、飲み忘れたときの対処もシンプル。「気付いた時点で飲み、あとはまた普段どおり飲み続ける」だけである。

追記:2025年に発売されたスリンダ錠28は、同じミニピルでありながら実薬24錠+偽薬4錠という構成で、4日間の休薬期間がある。ミニピル=すべて休薬なし、とは限らないので、自分が服用している薬剤の仕様をかならず確認してほしい。

セラゼッタ24時間飲み忘れ後の不正出血

飲み忘れたら、その後7日間継続服用すると、またミニピルの効果は復活する。一方、私が気にしているのは「不正出血」について。

初めてセラゼッタを飲み始めて、7日目〜22日目頃まで、ダラダラと少量の出血が続いていた。これがわずらわしかった。その後、出血が止まった23日目から今回飲み忘れをする56日目まで、1ヶ月以上の間、まったく出血がなく快適な状態で推移してきていた。

ミニピルは、消退出血自体がなくなる人、毎月生理のように出血がある人、数ヶ月に1度のペースで出血がある人……と、さまざま。私は、消退出血自体が起きなくなるといいなと思っていた(起きなくなるパターンの人も多い)。

で、せっかく出血なしで快調に過ごしていたのに、今回の24時間の飲み忘れがきっかけで、またダラダラとした不正出血が始まったら嫌だな、と思っていた。今のところ、出血する気配はなし。もしも、その後変化があったら、追記する。→追記:その後も出血なく、またいつもの調子に無事に戻れた。

目次