ヤスミンをかれこれ、4年ほど愛用している。実際に使ってみての、メリットとデメリットをまとめてみた。
ヤスミンを飲み出した経緯
私は、PMSや生理前の情緒不安定っぷりが、非常にひどかった。
心療内科で相談し、薬を服用したこともある。しかし、薬の副作用に悩まされてやめた。
自分では抑えられないほどイライラして、周囲に当たり散らした後に生理がやってきて。
「またやってしまった」と、何度後悔しただろう。
死にたくなるほどの憂うつ感、訳もなく泣き続ける、眠くてだるくて仕事ができない——。
生理が重いせいで、人生のうちの長時間を、つらい思いで過ごしてきた。
あるとき生理で大失敗
そしてあるとき、生理が原因で人間関係的な大失敗を犯してしまった。もう絶対に何とかするしかない、と心に決めて、ピルを飲むことにした。
それまでは、ピルのように体に強い影響を与えるもの、リスクがあるものは、やりたくないと思っていた。
しかし、そのデメリットを超えてでも、私は自分の生理を何とかする必要があった。
トリキュラーを試すが合わず
ピルを飲むことに決め、婦人科を受診して、トリキュラーを処方される。
飲んでみるが、まったく合わない。だるくて眠くて、死にそうになる。しかも、体重が増えた。
体重が増えるのは絶対嫌だった。ネットを検索して、「太らない」ピルを探した。
そして見つけたのが、第4世代の太りにくいピルといわれる「ヤスミン」だった。
ヤスミンのメリット
ヤスミンは、私にはとても合っていた。メリットがたくさんあった。
飲み始めの不調がなくすぐなじんだ
飲み始めはどんなピルでも、不調が出やすい。なのに、ピルは全然不調を感じなかった。飲んで、すぐに体になじんだ。
21錠一定なので精神状態も一定
21錠、すべて女性ホルモンが一定量のタイプなので、精神状態も常に一定。
生理による情緒不安定対策でピルを飲んでいる身としては、とてもありがたいポイントだった。
体重が増えない
ヤスミンを飲み始めても、体重は増えなかった。痩せた体でいたい気持ちが強いので、このメリットだけでもヤスミンを選ぶ価値があった。
老けなくなった
過酷なダイエットをするとやつれたり、女性ホルモンの分泌量が減って、老けたりしやすい。
しかし、ヤスミンで常に一定量の女性ホルモンを供給することで、老けなくなった。年齢より若く見られることが増えた。
過食衝動がなくなった
ヤスミンを飲み始めてから、手当たり次第に何でも食べたくなるような、激しい過食衝動がなくなった。
ヤスミンを飲み始める前は、生理前になると、必ず強い食欲に襲われて、普段食べないようなものを大量に食べてしまったりしていた。
それがなくなったのは、とてもうれしいことだった。
ヤスミンのデメリット
PMSがひどかった私は、ヤスミンと出会えていなかったら人生変わっていたと思うくらい、恩恵を受けている。
だから、デメリットを踏まえても、飲んで良かった。ただ、デメリットがないわけではない。
コレステロール値が上がった
コレステロール値があがった。時に、基準値を超えるくらいの数値に。
体重的には痩せの分類だし、脂っこいものを好んで食べたりしていない。ヤスミンの影響と思われる。
(ピルを飲まないよりは)むくみやすい
他のピルに比べたらむくみにくいものの、やはりピルを飲んでいないときに比べたら、足がむくみやすくなった。
現在は、ハイレスと併用することで対策している。
痩せにくい
過食衝動がなくなったので、太りにくくなった一方で、同時に痩せにくくもなった。
(体重キープは安易だが、そこから減らすのは難しくなった、という意味)
ヤスミンを飲む前は、ちょっとダイエットすればガンガン体重が減っていたのが、ヤスミンを飲んでからは、ちょっとやそっとでは体重が動かなくなった。
血栓症への不安
ヤスミンや、ヤスミンと同成分のヤーズは、他のピルに比較して、血栓症のリスクが高いとされている。
(ネットを検索すると、たくさん情報が出てくる)
だから、私はヤスミンは必ず、血液をサラサラにするナットウキナーゼ&EPA・DHAのサプリと一緒に飲むことにしている。
まとめ
ピルは、年齢が上がれば上がるほど、リスクが高まる。一生飲み続けられるわけではない。
ただ、今のところ、私は本当にヤスミンに助けられた面が大きい。
これからも必要な注意はしながら、しばらくは飲み続ける予定でいる。
追記①
その後、ヤスミンを卒業し、マーシロンに切り替えた。下記記事参照。
追記②
さらにその後、マーシロンも卒業して、ミニピルのセラゼッタに切り替えた。下記記事参照。