日経ヘルス1月号に、〈日本初の副腎疲労外来〉があるスクエアクリニックの本間医師夫妻の記事が掲載されていた。
これが、面白かった。
副腎疲労とは?
副腎疲労とは「副腎からストレス対策のコルチゾールが出にくくなる状態」のこと。
ストレス(精神的なものだけでなく、体に炎症を起こすものすべて)があると、副腎からストレスに対処するコルチゾールが分泌される。
だが、ストレスが過剰だと副腎が疲労してコルチゾールが分泌できなくなる。結果、炎症を抑えきれなくなり、さまざまな不調や症状が出る。
日経ヘルス 2018年 01 月号
コルチゾールが減少すると、コルチゾールによる体の炎症の修復が間に合わなくなる。
すると、次のような症状が現れるという。
- 物忘れ
- うつ
- 体力・気力の低下
- 不眠
- 便秘
私自身は、コルチゾールをケアすることは、ダイエットを効率的に進めるために欠かせないという意味で、今までもコルチゾールを気にしてきた。
コルチゾール対策として百草丸やビタミンCのサプリメントを飲んでいる(詳しくはこちらの記事で書いている)。
コルチゾールは増えすぎても減りすぎても問題だ。あまりに増えすぎると、今度は分泌できなくなり、さらなる不調を呼び起こしてしまうらしい。
副腎疲労を治す為の食事。NG食材・OK食材のリスト
記事では、副腎にOK食材と、NG食材が掲載されている。副腎疲労に陥りやすい人は腸が弱いので、腸の負担になる食材を避けることが重要なポイントだ。
前述の日経ヘルス 2018年 1 月号の記事を参考にまとめてみると、下記の通り。
× 副腎の負担になるNG食材
- 小麦に含まれる「グルテン」
- 乳製品に含まれる「ガゼイン」
- コーヒーに含まれる「カフェイン」
- 甘いお菓子に含まれる「糖質」
◎副腎を強化するOK食材
- 解毒作用のある「香味野菜・ハーブ」
- ホルモンの材料になる「良質な脂質・タンパク質」
私の実体験では、NG食材を避けるだけでも、かなり疲労感は軽減するように思う。
特に、「グルテン」と「ガゼイン」は、小腸の粘膜に炎症を起こす。この2つを断つと、炎症が小さくなり、結果として副腎の負担が減る。
糖質制限をして小麦・牛乳・スイーツを断ち、タンパク質の摂取量を増やして、急速に体調が良くなる人がいる。
これには、結果として糖質制限が、副腎疲労を治す食事になっているという側面も、見逃せない。
副腎ケアにおすすめのサプリメント
さらに、記事内では、下記のサプリメントが挙げられていた。
- マルチビタミン
- マルチミネラル
- ビタミンB群
- 亜鉛
- フィッシュオイル(魚油)
- N-アセチルシステイン
どれも、偶然、私が飲んでいるものばかりだった。
この中で、一番最近飲み始めたのは、システイン。超絶な美白と、二日酔い対策で飲み始めたのだけれど、副腎ケアにも効果があったとは。

肌に透明感が出るし、システインを飲んでから飲み会に行くと酔わないので重宝している(N-アセチルシステイン)
副腎疲労をしっかりケアすることは、ダイエットにも美容にも、心の安定にもつながる。これからも意識して過ごしていきたいと思った。