元・摂食障害の私がたどり着いた過食スイッチが入らない食事のルール

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元・摂食障害の私がたどり着いた過食スイッチが入らない食事のルール、を書いてみようと思う。

このルールに気付いてから、コントロールできない過食に悩まされることがなくなった。

食に限ったことではないけれど、「自分をコントロールできない」という感覚は、人の自尊心をつくづく蝕むものだと思う。

アレがなくなってから、私は自分をずいぶんと好きになれたような気がするのだ。

目次

前提として摂食障害は医療機関で診断してもらったほうがいい

本題に入る前に、いくつか前書き。

まずは医療機関へ

まず、前提として、摂食障害は医療機関で診断してもらうべきだと思う。

「摂食障害のニュースで見たけど、私にも当てはまるから、私は摂食障害だ」というのは、いろいろ危険だなあ、と思っている。

摂食障害かどうかの判断は医師に任せたほうがよく、素人判断で情報収集して、自分で治療?するみたいなのは、逆にそれがきっかけで本当の摂食障害になるリスクもあると思う。

いい医者、いいカウンセラーに出会えれば、スムーズに治療できるケースもあるのだから、おかしいな?と思ったら医療機関受診が良いかと思う。

ただの私の体験談なのでほかの人には当てはまらない

これはただの私の体験談なので、ほかの人にそのまま当てはまることはない。ヒントになることはあっても、答えになることはない。

結局のところは、答えは自分で探さなきゃならない。…これは、私自身が身に沁みていることだったりする。

糖質は食べない。とくに「砂糖」

ここから本題。過食スイッチが入らない私の個人的な食事のルール。まずは「砂糖」。

基本的に糖質は食べない。食生活は糖質制限がベース。

  • お米
  • パン
  • 麺類
  • お菓子

…これらは、特別なとき(人との外食など)以外は食べない。

逆にいえば、特別なときは、躊躇せず食べる(毎日のように食べ続けなければ大勢に影響はないことがわかっているから)。

糖質のなかでも私が苦手としているのは「砂糖」だった。じゃがいもなどのイモ類に含まれる糖質は、意外と全然だいじょうぶ。たまねぎなどの甘い野菜もだいじょうぶ。

砂糖は別。食べるとスイッチが入るので、油断して食べると過食ループに入ってしまう。

砂糖って、私の脳みその思考回路の中では、快楽物質のようなはたらきをしているようで、砂糖が入ってきたあとの虚脱感?脱力感?みたいなものに一気にやられて、次々に欲しくなる。

ある意味、悪魔の食べ物。そしてその後だるくて何もやりたくなくなるから、生活にも支障が出る。

脳科学的な観点から補足。砂糖を摂取すると、脳内の報酬系(快感をつかさどる神経回路)が強く活性化され、ドーパミンやβ-エンドルフィン(脳内モルヒネとも呼ばれる神経物質)が大量に放出される。この仕組みは、薬物依存と共通するメカニズムだと指摘されている。つまり砂糖は、脳にとって“もっと欲しい”という強烈な渇望を生み出す性質をもっている。糖質と甘味は中毒になる | 大和薬品株式会社

乳製品は食べない。とくに「乳脂肪」

これはわりと最近発見したポイントだった。乳製品は食べない。とくに、乳製品に含まれる「乳脂肪」が私の過食スイッチだ。

糖質制限では、チーズや生クリームはOK食材だ。だから、チーズや生クリームを喜んで食べて、なぜか際限なく食べ続けてしまうループにハマっていた時期がある。「糖質少ないからOK」といいつつ、ちょっと食べすぎでは…?と不安になることも。

その後、いろいろ実験した結果、私は乳脂肪を取ると「もっと!もっと!もっと!」と、頭がいっぱいになるのだった。

ちなみに、乳製品でも、「無脂肪牛乳」だとそうならなかったので、乳脂肪のせいだと思う。

この“やめられない感覚”には、乳製品に含まれるカゼイン(牛乳たんぱく質の約80%を占める成分)が関係している可能性がある。カゼインは消化の過程でカゾモルフィンという物質に分解され、これが脳内のオピオイド受容体(モルヒネなどが作用する受容体)を刺激するといわれている。簡単にいうと、乳製品にはモルヒネに似た快感をもたらす仕組みが備わっており、「もう一口、もう一口」と手が止まらなくなる現象を引き起こしうるのだ。京橋ウェルネスクリニック

ナッツは食べない

ナッツも過食スイッチが入りやすいモノで、過去にナッツを主食として生きている時期もあったけれど、いまは全然買っていない。

いったん買い出すと、クセになってずっと買い続けるので、もう買わないようにしている。

肉&魚はいくらでも食べて良い

肉&魚はいくらでも食べて良い。肉&魚は、いくら食べても、過食スイッチが入らない(私の場合)。

たんぱく質は満腹ホルモンであるレプチンの分泌を安定させ、食欲を調節するはたらきがある。砂糖や乳脂肪と違い、脳の報酬系を過剰に刺激しにくいから、たんぱく質主体の食事は安心して食べられる。

野菜は食べたいだけ食べる

野菜は食べたいだけ食べる。食べたくなければ食べない。

(野菜を取らなきゃ!という意識で取ったりはしない)

※一応サプリなどで不足栄養素がないようにコントロールした上での話だが。

酸は避ける

「酸」を取ると食欲が亢進することがわかった(私の場合)。

最近は、下記は避けている。

  • 梅干し
  • お酢ドリンク
  • フルーツ

酸味のある食品には唾液や胃液の分泌を促す作用があり、それが食欲を刺激するという説もある。

納豆は食べない(仮)

納豆は、強すぎる納豆菌のせいなのかなんなのか、おなかが張ったりする割に、1度食べるとまたループで食べたくなる。納豆も、最近は全然食べていない。

ただ、時期によっては納豆が大丈夫なこともあるので、これは(仮)。

ブラックコーヒーを飲む(仮)

もともとコーヒー好きなこともあるが、最近はいつもブラックコーヒーを飲んでいる。食前でも食後でも、ブラックコーヒーがあれば、極端に強い空腹感は感じることがない。

コーヒーに含まれるカフェインには、交感神経を活性化させて食欲を抑制する作用がある。

ちなみに、コーヒーを愛飲するあまり、こだわりが強くなり、最近は焙煎したてのスペシャルティコーヒーを豆のままで買って、飲む度に挽いて淹れている。おいしい。

ただ、コーヒーも(仮)。なぜ(仮)なのかといえば、時期によってカフェインの刺激が良くない方向に出てしまい、焦燥感やイライラに悩まされることがあるから。ブラックコーヒーで食欲が失せることはたしかだけれど、その利益よりも悪影響のほうが大きいときがある。

おなかが空いたらココナッツバター

最近の記事(ひと舐めで食欲がパタッと消える不思議な食べ物「ココナッツバター」)でも書いたけれど、ココナッツバターは私に合っていた。

おなかが空いたな〜と思ったら、ココナッツバターを食べている。空腹感が消える。

ココナッツバターに含まれる中鎖脂肪酸(MCT)は、体内ですばやくエネルギーに変換される。血糖値を急激に上下させず、満腹感を持続しやすい特徴がある。砂糖のように報酬系を暴走させるリスクも低い。

1日1食

1日1食、おなかいっぱい食べるスタイルが合っているようだ。

昔から3食食べることはまずなかったけれど、ここ何年かは1日1食で生きている。おなかいっぱいの満腹感を毎食、実感できるのがいい。

中途半端に少量を何度も食べるよりも、1回でしっかり食べきるほうが、私にとっては精神的な満足度が高い。「食べた」という充足感が、次の過食衝動を遠ざけてくれている感じ。

元、と書けた

ルールは以上。書き忘れがあったら追記するかもしれない。

最後に余談。この記事のタイトル、「元・摂食障害の私がたどり着いた過食スイッチが入らない食事のルール」。

自然と手が「元・摂食障害の〜」と書いていて、ちょっとハッとした。

いまは摂食障害じゃなくなったんだな(…と自分が認識しているのだな)という確認が起きて。

摂食障害は、10年、20年という長いスパンで流れていくものだけれど、そのうち、色味のグラデーションが気付かぬうちに薄くなって、いつの間にか消えている。

治そうとがんばっても治らないけど、いつのまに、いつのまに。ゆっくりと。

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