高校生の頃から、とにかく細い脚命で、脚やせやダイエットに取り組んできた。
しかし、30代になった今、少しずつ、自分の価値観が変わってきていることに、気付いた。
30代・40代以降は、脚やせよりも、大切なことがありそうなのだ。
とにかく、脚が細ければ良いと思っていた20代まで
とにかく、脚が細ければ細いほどいい、と長年思ってきた。
「ほどよく筋肉が付いているのが理想」「ガリガリの脚なんてキモチワルイ」という考えも、頭の中では“わかって”いるのだけれど、自分が欲しいのは、とにかく細い脚だった。
それさえあれば、どんな服でも着こなせると思っていたし、脚が細いことは正義だと思っていた。
逆にいえば、上半身は、下半身が痩せるついでに結果として痩せていればそれでよく、特に意識したことがなかった。
30代になると、上半身が締まっていないと、どうしようもないことに気付く
しかし、30代になり、これから40代以降の自分の美容も見据えていく中で、
- 上半身がカッコ良く締まっていないと、どうしようもない
ということに、ふと気付いた。
10代・20代までは、思い切りよく脚をパンッ!と出すファッションがハマるシーンが多かったけれど、30代になってくると、脚を出せばいいってものではなくなってくる。
出さないほうが、大人の自分にしっくり来るシーンが増えてきた。
どんなに下半身コンプレックスがあったとしても、「脚をパンッ!と出したい!」という欲求さえなければ、いかようにも、カバーすることができる。
脚を出さない服を選べばいいのだ。しかし、上半身は、いくつになっても出さないわけにはいかないのだ。
脚は隠せても、腕は隠せない
夏に長袖を着ているわけにはいかないし、フォーマルの場では、ノースリーブのドレスを着ることだってある。
その、肩からにょきっと生えている二の腕に、ものすごく、年齢が出る。
太っていなくても、“たるん”として、筋肉の締まりがなく肉が流れて、だるだるとしている二の腕は、「太って見える」どころか、「老けて見える」という危険因子だ。
おなかが出ていると、着られる服が限定されすぎる
もうひとつ、おなかが出ていると、脚が太い以上に、着られる服が限定される。
ウエスト周りがふんわりとした服ばかり選ぶようになって、シャツをウエストにインしたような着こなしはできなくなる。
“上半身も重視”に徐々にシフト
もちろん、いくつになっても、脚を出したファッションができる自分でいたいし、
- 「目指せ、美脚!!」
というスタンスは変わらない。
ただ、私は今まで、あまりにも、上半身を軽視しすぎていたことに、今さらながら、気付いた。
年を取れば取るほど、上半身が締まっていないと、どうしようもないのだなと思ったのだ。
20代の頃、ランニングにハマったけれど、上半身はガリガリになったのに、脚が(筋肉がついて)一回り太くなったのが、ものすごく不満だった。
それで、一度はやめていたランニングを、最近また再開したことには、
- 「上半身を鍛えたい」
という気持ちも、含まれていた。
脚だけではなく、腕もおなかも出せる40代を目指していきたいと思うのだ。